南浜名湖は海の産地、自然を相手に漁をし、海の幸を育て営む
舞阪の伝統は漁業の歴史の中にあります。
今も全国に誇る舞阪しらす漁の漁法は舞阪の漁師さんが編出し
て全国に紹介されたもの、そして浜名湖の海苔は江戸時代から
今も続く産地として日本最古を誇っています。
今年で194年(1820年より)続く海苔供養も伝統のひとつ、舞阪
に海苔養殖をすすめ伝えた信州の行商森田屋彦之丞を、海苔の
祖「森田屋海苔祖神」と崇める舞阪の海苔漁師さん、水産関係者
は2月6日の海苔の日に全国唯一という海苔供養祭を開催してい
ます。
舞阪宝珠院に木造には「天保四年十一月四日 開教院白雲道雪
居士霊位」とあります。
供養を主催する吉村浜名漁協組合長が挨拶します。
「先日テレビ取材があり、海苔供養祭が近いことから宝珠院に案
内し、長きに渡り代々感謝の気持ちを忘れない舞阪の心を伝え
ましたが、それほどの長き間続いたこと、舞阪の人の義理固さに
驚かれました」と披露します。
二月は浜名湖海苔、舞阪ぶち海苔、生海苔の生産の盛り、この
時期に一日海苔摘みを休み、祖となった森田屋海苔祖神のもと
に集まりその効に感謝する祭りを行い続けていることこそ、舞阪
の心を示しています。
感謝の気持ちと祈りを捧げ、私たちは森田屋海苔祖神のお札と
お供物をいただきます。
※写真は浜名湖海苔を通年使い、浜名湖の幸の魅力を紹介して
いる
末広鮨の姉さん、供養祭には海苔生産者のみなさん、漁協・
県水産試験場・浜松市などに加え、香り高い浜名湖海苔を使う
みなさんの心が集まりました。
※取材協力:浜名漁協 宝珠院
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浜名湖海苔
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