舞阪海苔供養祭 海苔祖神へ194年の感謝

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年02月07日 11:15



南浜名湖は海の産地、寒中の浜名湖で摘む海苔は、黒海苔と
混ぜ漉いた舞阪ぶち(混ぜ)海苔として、生海苔として出荷の
盛りを迎えています。

二月六日は「海苔の日」、全国でも舞阪のみとなった海苔供養
祭が浜名漁協が主催し、舞阪の宝珠院で開催されました。



「寒いさむい」、寒中厳しい季節の朝、集まった漁協関係者・海
苔生産者のみなさんの準備を見守るのは宝珠院の浄水、龍が
吐き出す浄水が見事に氷りついています。



本堂の横に舞阪の海苔の祖である信州の行商「森田屋彦之丞」
と大森三次郎のもの、江戸時代に舞阪宿に泊まった森田屋はこ
の地が海苔の養殖にむきそうだと薦め、今に続く海苔養殖の歴史
が生まれています。
その恩を今も忘れず舞阪衆は海苔供養を行っています。



海苔供養祭の準備をすすめていたのは海苔生産者の代表者、墓
に花を、本堂に採れた海苔を備えて準備をします。
海苔供養祭は1820年から毎年海苔の日に行われています。



自然を相手に感謝の気持ち忘れないことが、舞阪の心、読経に続
き感謝の礼を忘れない列が続いています。
今は「森田屋海苔祖神」として奉られる海苔供養祭が続きます。

※取材協力:浜名漁協 宝珠院
浜名湖海苔
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