舞阪海苔の日 森田屋海苔祖神へ手を合せる

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年02月08日 19:15



南浜名湖は海の産地、江戸時代舞阪宿は江戸から三十番目
の宿、浜名湖に突き当たる東海道は、舞阪から海上一里新居
宿へと船で渡る宿場として賑わっていました。

その時代、信州の行商「森田屋彦之丞」と大森三次郎によって
舞阪にもたらせた海苔養殖の始まりを舞阪の海苔関連業者・
漁協では今も感謝を込めて2月6日に分骨された墓がある宝珠
院で海苔供養祭を開催しています。



宝珠院は舞阪大太鼓まつりで賑わう岐佐神社の東隣にある古
刹、本堂に最も近い海苔の祖の墓に参り、供養祭は本堂に移り
ます。



本堂には今は海苔の祖「森田屋海苔祖神」として祭られる木像
に自慢の浜名湖海苔、勝手巻き(舞阪の労働料理、忙しい中、
自分でさまざまな具を巻いて食べた海苔巻き)などが供えられて
います。



舞阪の海苔養殖は、江戸時代から今も続く産地として最古の歴
史を誇っています。
手本となった浅草海苔などが廃れた今も、学び興した養殖の祖
への感謝を今も忘れず、海苔の日にこの海苔供養菜が行われ
ています。



自然を相手に今も伝統を継承し、産地舞阪を盛り立てているの
が海苔生産者である海苔漁師さん、代々194年も続けている海
苔供養祭は感謝の気持ち忘れず働く漁師さんの心を表わして
います。

海苔供養祭の様子は続きます。

※取材協力:浜名漁協 宝珠院
浜名湖海苔
南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。

関連記事