南浜名湖は海の産地、遠州灘に網を曳くしらす漁の大船団は
毎年3月下旬から新年の1月半ばまでの漁期の間、舞阪に新
鮮なしらすと景気を運んでいます。
今期の漁を終えたしらす船は、舞阪港新港(しんみなと)にあ
る浜名漁協の船揚げ場に順に揚げられ、化粧直しやメンテナ
ンスが始っています。
舳先が長く遠州灘の大波を裂いて進むしらす船の形がよくわ
かります。
今年度も多くの漁と漁果を見せていただいた漁新丸の本船です。
舞阪しらす漁二艘で網を曳く二艘曳き、網を降ろし網を揚げる船
を本船、もう一艘の船を綱船(つなぶね)と呼びます。
揚げ場では船脚を遅くするフジツボなどの付着物をこそげとり、
塗料を塗りして、しらす船は3月下旬の新年度を待つことになり
ます。
しらす船は10トン以下級の船、しらす漁の他に来月から再開さ
れるタイ網漁や、サヨリ漁、2月末までのトラフグ漁にも出漁して
います。
船尾では既にピカピカに磨き上げられた大きなペラ(スクリュー)
を見ることができました。
ペラの後ろが舵、しらす船は大きく舵を切ることができ、大変小回
りが利きます。
揚げ場に船並び、化粧直しする姿はこの季節の舞阪の風物詩、
大船団が化粧直しを終える頃に、また次の漁期が始ります。
※取材協力:浜名漁協
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舞阪しらす漁2013
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