舞阪しらす漁 豊漁競り場の宝石たち

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年12月09日 17:37



南浜名湖は海の産地、冬しらす漁盛んな舞阪港は、週開けから
競り場狭しとなるほどの豊漁となりました。

「10ボウラ、20ボウラ積んでる船もあるよ」、毎日しらす漁を伝えて
くれる「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店の姐さんの声の
弾みそのものの市場でキラキラ輝く宝石を見つけてきました。

今日のしらすには大きなイカ、小さなイカが混ざっていました。
加工するには混ざりものは敬遠されますが、海の幸、海の漁とは
毎日違うもの、美しい色素細胞を輝かせて混ざるイカたちも今日
の舞阪の幸たちなのです。



目の上に美しい緑のシャドウを持つイカといえば「アオリイカ」、しら
すと混ざるとその大きさを想像いただけるでしょうか。

舞阪ではイカが混ざったしらす干しを「イカちり(イカ入りちりめん)」
と呼びますが、小さな子供がいる家庭では、イカちりは大人気、ご
飯にたっぷりとしらす干しを乗せれば、イカを楽しみながらたくさん
食べてくれるのです。



しらすです。
冬しらすは真っ白に輝く海の宝石たち、とろりと輝く舞阪のしらすは
上物だけで加工される「釜揚げ」になり、しらす干しとなり、やわらか
に煮あげられ、ご飯をすすめてくれるうれしさです。



船から水揚げされたしらすボウラ(ボウラ=青い水揚げ用の籠容器)
を競り場に運び、並べるのは船主の奥さんたち、港のパワフルレデ
ィースのみなさんです。

水揚げの勢いそのままに競り場に並べたしらすは、お父ちゃんお兄
ちゃんたちが獲った自慢のしらすです。
眩しい冬の日射しの中でキラキラするものは、しらすだけでなく、輝く
汗の宝石で働く、レディースのみなさんです。

舞阪は姐走でしわす、年末までの豊漁の期待があがっています。

※取材協力:浜名漁協
舞阪しらす漁2013
舞阪港市場のお魚さん 
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