遠州灘の甘大将 漁徳丸英治船長アマダイ漁凱旋

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年08月07日 14:15



南浜名湖は海の産地、舞阪港をまだ朝とはいえない午前2時に
出漁し、舞阪沖の深い砂底に網を曳く、アマダイ漁は夏から秋ま
で続く高級魚の漁のひとつです。

「今日も豊漁だったよ!」と凱旋した漁徳丸の英治船長が水揚げ
したアマダイを、海水で清めた市場の床に広げます。

遠州灘の深海から揚る網にかかったアマダイは、船の上で外し、
氷をきかせて水揚げされます。

舞阪港の夏の華アマダイの色が市場の床を染めています。



出漁、漁、凱旋、大きさ別の選別と続くアマダイ漁は、夏の日射し
の中で出漁以後この時点で10時間というハードな夏漁です。

舞阪港に咲いた山積みの華たちは、船長によって大きさ別に分
けられて競りにかかります。

煮物にするならばキンメダイと比べられるほどのご馳走魚は関西、
特に京都の夏で珍重される魚、舞阪周辺のみは産地の魚として
魚屋さんで買うことができます。



計量場の秤にかけたアマダイを見て、「豊漁の時はものもいいな」
と笑顔で声をかけてゆく仲買さん、仲間の漁師さんの声で10時間
の激闘が終わります。

この後、500メートルにも及ぶ網を清掃し、明日のために船に積み
込む作業を終えればもう夕方、舞阪漁師さんの熱き戦いともいえる
漁が盛りを迎えています。

※取材協力:浜名漁協 漁徳丸英治船長
遠州灘漁徳丸アマダイ漁
舞阪港のお魚さん
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