舞阪港裕丸 鯛網漁 海を守る漁師さん

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年04月07日 14:15



南浜名湖は海の産地、早朝4時に遠州灘に出漁した舞阪港鯛網
船「裕丸(ゆたかまる)」は何度かの網を揚げて活マダイなどを獲
っています。

マダイたちの故郷遠州灘で操業する裕丸に天野船長・乗り子さんの
ご協力をいただき乗り込ませていただいています。

揚げた網にかかったマダイやクロダイは船首デッキにある生簀「カン
コウ」に急いで運ばれていきますが、同時にかかった多くの海の生
き物があります。



活ダイを運ぶ作業中に、足下にあるヒトデなどの海の生き物たちを
集め海に帰してあげています。
海の生き物は海の生態系の中でなんらかの役割を持っています。
海を守り、育てる漁師さんは魚と同じように生き物たちをこうして育
ててゆくのです。



船首のカンコウには酸素が供給され流海水が満たされています。
そこに入れた活ダイたちは網にかかって揚げられるうちに腹に空気
を持ち、浮いてしまうものがあります。



浮いてしまった鯛の肛門を道具で開き、腹を押してあげることで鯛
たちは再びカンコウの海を泳ぎ出していきます。
一匹も残さずカンコウを元気に泳がせる漁師さんの働きで活ダイた
ちが元気なまま舞阪港に運ぶことができるのです。

※取材協力:浜名漁協 裕丸のみなさん

裕丸遠州灘鯛網漁

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