舞阪港裕丸 鯛網漁 海の底の生き物たち

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年04月08日 14:15



海の産地南浜名湖、賑わう春漁の魚たちが集まる舞阪港は連日
賑わっています。
春漁の活マダイ・活クロダイを獲る鯛網漁が豊漁を続けています。
裕丸(ゆたかまる)の天野船長・乗り子さんに取材をお願いし、船
に乗せていただいています。

活きマダイなどが揚る船上に面白い生き物を見つけました。
「カエルアンコウ」です。
以前、雄踏港でも一度見たことがありますが、遠州灘の深い底に
も棲んでいます。



泳ぐことが苦手なカエルアンコウはこの体を胸ヒレを脚のようにし
て海底を這って暮らしています。
水族館クラスの珍しい魚ですが、もちろん漁の対象ではありません。
漁師さんの手から海に戻されていきました。



まるでエイのような形をしたこの魚はサメ、「カスザメ」です。
奇怪な形をした上に、エイもサメも危険なものですから触ることがで
きませんでしたが、じつはお刺身にもなるうまい魚だと教えていただ
きました。



遠州灘の海底に網を曳く鯛網漁では貝類も入ってきます。
ヤドカリが入ったものが多くありますが、これは生きた貝、貝殻では
見たことがある貝ですが、生きたものは初めてです。

鯛網漁のデッキの上には他にも小さなタコが這ったり、名も知らぬ
生き物たちが海に戻ろうとしています。
それを一匹残らず海に帰す漁師さんは、海を育てながら漁をしてい
るのです。

裕丸遠州灘鯛網漁

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