舞阪港裕丸 鯛網漁の網揚がる

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年03月24日 14:15



舞阪港の三月は鯛網漁の季節、1日の解禁から真っ赤なマダイ、
しぶきをあげるクロダイなどが活魚として水揚げされています。
海の産地南浜名湖の鯛網漁、その現場に裕丸(ゆたかまる)の
船長、乗り子さんのご厚意で来ています。

二艘で網を曳く裕丸が併走し、綱船(つなぶね)から本船へ枝綱
が渡され本船は枝綱が外され本綱を巻き上げはじめます。



海底深く開いた網を曳く綱を巻車の外側にある綱巻き機であげて
いきます。
鯛網漁は二艘曳き底曳き網といい、網は砂底に開いています。
網から伸びた綱を二艘で曳いているのです。



巻車(まきしゃ=網を巻く車)に網が巻かれはじめます。
二連の巻車が均等に太ってゆくように乗り子さんたちが活躍します。
強いテンションで巻かれる綱や網(つなやあみ)はギリギリと音を
立てて網を引き寄せていきます。



エンジンの音、巻車のギリギリという音の中、乗り子さんが手をあげ
て合図します。巻車を操作しているのはキャビン後ろに立つ船長、
網は先端だけでなく途中にも魚をかけています。

クロダイです。網から丁寧に外しながら活き鯛たちが揚がってきます。

※取材協力:浜名漁協 裕丸のみなさん
裕丸遠州灘鯛網漁

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