舞阪港 初ガツオの港

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年03月09日 07:05



一昨日に今期初めての初ガツオが揚がった舞阪港は、カツオ来た!
の情報に競りを行う仲買さんの周りに料理店や魚屋さんが囲む活況
となりました。

今年初のカツオは量はなかったものの大きなものも混ざり、今年の
カツオ漁を予感させる取引となりました。



他の魚はほとんどボウラ(魚を入れる専用籠)に入れられて競られて
いきますが、カツオは違う。市場の床にゴロリと並べられる様子は舞
阪の本格的な春を感じさせてくれます。

「いいなあ」と七色に光るカツオを眺める目は、カツオを取引する前に
今年の初を見に皆が集まってきているのです。
カツオとは季節を港に運んでくるのです。



舞阪の初ガツオがうまいと言われる理由は、曳き縄で一匹づつ釣り、
その場で締めて大切にカンコウで冷やされて運ばれるから、クッション
材の上に丁寧に並べられ、さらに布団のようにやさしく上掛けもされて
運ばれてくるのです。

去年はカツオ漁の現場を「漁徳丸の英治船長」と「哲昌丸の和久田船
」に見せていただいた。
今年も、今年はさらにと初ガツオを見て思うのです。

遠い黒潮の海に共することを思うのです。

※取材協力:浜名漁協

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