舞阪港周辺 ワカメ採りを楽しむ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年02月27日 14:15



舞阪港近くの防波堤で竿のような道具をふるって何かを採って
いる人がいます。
昨日の午後、風がやみ潮が止まる時間はポカポカの陽気、少し
早い春の海の散策の途中です。

「なにを採っているんですか」

「ああ、これはねワカメを採っているんだよ」

舞阪港周辺の堤防にはワカメが育っているのです。



長い竿の先に育ったワカメをからめとる工夫を手作りした道具で
防波堤から生えたワカメをぐるぐると回して採っているのです。
普段から堤防覗きをして、魚のなぶらや潮に乗ってくる生き物を
観察していますが、ワカメが生えていることは知りませんでした。



からめとったワカメは伸びた葉先は既に傷んでいます。
ワカメは冷たい海で育つもの、それも潮通しのよい場所に寒い
時期に育つのです。
採ったワカメのヌルヌルと柔らかいところがおいしいのだそうです。

「洗ってね、煮立った鍋に入れるときれいな緑色になるんだよ」

まだ魚釣りには早い舞阪港周辺に、こういう楽しみもあることを
教えていただきました。



堤防から乗り出すように覗けば、確かにワカメたちが波に揺れて
います。
暖かくなると葉先から溶けてしまうという冬に育つワカメたち。
潮通しがよく美しい冬の海の幸を見せていただきました。

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