南浜名湖舞阪港は、遠州灘広く操業する舞阪の漁師さんが魚を
水揚げし、競りにかける市場、仲買さんや業務用の車がやってく
るプロの仕事場です。
この港を見学しようと、地元小学校のみなさんがやってきました。
引率されるのは
舞阪協働センター内にある、浜松市役所農林水
産政策課の齋藤さんです。
舞阪に育つ子供たちも港は初めての子が多く、齋藤さんに積極
的な質問の手があがります。
この日もとても面白い質問がありました。
「しらすで最も大きなものは何センチくらいになりますか」
「しらすはね、カタクチイワシの子のこと、大きくなるとイワシにな
るんだよ」 子供らしい面白い質問ですね。
子供たちはちょうどガニ(ガザミ=ワタリガニ)を水揚げにきた俊栄
丸(としえいまる)の船長のカニを見て大喜び、ご馳走ガニが舞阪
で揚がることを覚えました。
子供たちとは別に、こちらは大人の団体が浜松市の施設見学でや
ってきました。
普段は訪れることのない港には水揚げ中の底引き船が着いたばか
り、おこぼれにあずかろうと海にはカワウが群れている日でした。
底曳き船の水揚げからめずらしいアンコウを見せる齋藤さん、普段
魚を料理はしても、港で水揚げされたばかりの魚を見るのはとても
新鮮な喜びです。
プロの仕事場舞阪港を訪れる社会科体験や施設見学はとても人気
を集めています。
浜松市の魚をまかなう舞阪港市場は、齋藤さんに引率され、配られ
た「
浜松市水産物旬のカレンダー」を見ながら、見学されるみなさん
がやってきます。
海風吹く舞阪港を眺めながらの体験を機会がありましたらご参加く
ださい。
取材協力:浜松市役所農林水産政策課