新年初漁 氷川丸の男たち
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昨日は遠州舞阪シロコ船の初漁日、舞阪ではしらす漁船を「シロ
コ」船と呼び、しらすをシロコと呼んでいます。
南浜名湖あそび隊!の事務所から臨む今切の向こう、遠州灘を
二艘で網を曳くシロコ船が見えています。
その一番船が今切に戻るのを見て舞阪港へ行き、突堤に立ちま
した。
遮るものない突堤に立てば寒さと冷たさが凍みてくる。
シロコ船の男たちはさらに南、風吹きすさび、波を受ける海での
漁を終えて舞阪に凱旋するのです。
「氷川丸」です。
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シロコ船の上では舞阪港に着くまで仕事が続いています。
シロコ船の上で働く漁師さんは年々にかかわらず全員「乗り子」と
呼ばれています。
舞阪港で海の新鮮を競り場にリレーするまでが乗り子さんの仕事、
いち早く降ろせるようデッキにボウラを並べているのです。
舞阪港には働き者の女衆が待っています。
船の上から降ろすまでが乗り子さんの仕事、バトンを受けた女衆
は力を合わせて競り場に並べ、競りを待ちます。
そして落札されたしらすボウラを加工業者さんのトラックに積み込む
までが仕事、海から競り場でリレーされたしらすはしらす加工場へ
向かいます。
乗り子さんが寒風の海で獲ったしらすは舞阪の浜松の自慢の日本
一の釜揚げや上干ししらすとなって全国に運ばれてゆくのです。
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