えんばい朝市 海と触れ合う市

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年08月26日 16:15



毎年5月から8月までの第3土曜日に、舞阪港を開放して開催され
る「舞阪漁港えんばい朝市」は今年の最終回が8月18日に開催さ
れました。

また来年の5月までのお楽しみですが、えんばい朝市の魅力の紹
介を続けます。

釣りを楽しむ方なら舞阪港周辺から今切までは釣りのメッカである
ことを知っています。えんばい朝市ではじつは釣りも楽しめるのです。



会場で子供たちの釣り堀の準備をしていたのは、NPOはまなこ里
海の会
の理事長鈴木邦夫さん、本物の漁師さんが率いる里海の会
では、遠州灘と浜名湖の魚の覚えていただこうと、磁石の魚釣りを
行っています。



その隣では遠州灘や浜名湖の魚が入った「魚にさわれるタッチプー
ル」で子供たちが歓声をあげています。
安全な魚やタコ、カニなどが入っていますから、子供たちは触れなが
ら魚を覚えることができるのです。

なかなか生きている本物の魚に触れる経験はできませんね。



食べたことがあっても、本物に触るのははじめて。浜名湖に多く棲む
タコがプールの中を泳ぎます。
こわごわですが、タコに触ってみれば、浜名湖のお魚さんへの興味が
湧いてくるのです。



水槽の中には珍しいオコゼが入っています。
浜名湖には700種類以上の生き物が棲んでいますが、はまなこ里海
の会は、この美しい環境を育て次世代につないでいこうと活動しています。



はまなこ里海の会では定期的に浜名湖の「アマモ場」観察会を開いて
いますが、浜名湖はアマモが広く生育しており、安全なアマモ場は多くの
生き物の卵を産み、小魚や小さな生き物が育つゆりかごとなっています。

舞阪漁港えんばい朝市は、早起きしてやってきた子供たちの心も育てる
朝市です。

※取材協力:舞阪漁港えんばい朝市実行委員会

関連記事