弁天島アマモ場観察会 海に咲く花は貝の卵

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年08月07日 16:15



浜名湖の自然を守り育てよう。
NPOはまなこ里海の会は、漁業の場であり釣りを楽しむ場である
恵み豊かな私たちの浜名湖を紹介する活動を行っています。

8月3日に開催された「「弁天島アマモ場観察&ガザミ放流会」の同
行記は続きます。

「珍しいものが見つかったよ」 案内の窪田先生の声にみんなが集
まります。



里海の会が用意したタモ網で足元のアマモ場をすくって発見した珍
しいものは先生が用意したブクブク(酸素供給器)入りの水槽に集
められます。

小さな魚がいれば、貝がいます、中には何かわからないものもある
のです。



先生が見せてくれたのは、まるで房を持つ花のようなひとかたまりの
ものでした。

「これは貝の卵なんだよ、海のユリとも呼ばれているんだよ」

足元の海からこんな海の不思議が見つかったのです。

「アマモ場は干潮のこの時間からやがて海の底になるんだよ。そこへ
さまざまな貝や大きな魚もやってきて卵を産むんだ、それがアマモに
守られて育ち、浜名湖ややがて広い海に出てゆくんだよ」

弁天島のアマモ場は海の生き物の卵が育つ場だとわかりました。
そして私たちは小さな魚もたくさん見つけたのです。

※取材協力:NPOはまなこ里海の会

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