舞阪港 サヨリ網の収穫

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年03月04日 11:13



朝7時に網入れの決まりを守り、一斉に遠州灘に展開するサヨリ量
は二艘の船が一枚の曳き網を曳く綱を一本づつ曳き、力を合わせ
て獲る二艘曳き漁です。

サヨリ漁は水面近くを泳ぐサヨリの魚群を狙う漁、二艘はほぼ一時
間ほど網を曳いていきます。

「どっこらしょう」と力を合わせて網を船に揚げれば、どっさりとサヨリ
が獲れています。



この入れ物が「ボウラ」と呼ばれる魚を入れる大カゴです。
ボウラ一杯になれば何十キロともなりますから、力仕事です。
サヨリはこの後、氷で締められて新鮮なまま舞阪港に持ち帰ります。



サヨリはツンとしたくちばしを持っていますが、これは下顎が伸びたも
の、一見針のように尖ってみえますが、先はやわらかく、危険なもの
ではありません。

これはサンマ級と呼ばれる大きさで高値で取引されます。

二艘の船を横づけして繋いで行う網揚げ、遠州灘のうねりで船はゴツ
ンゴツンと横腹をぶつけています。

サヨリ漁の様子はまだまだ続きます。

※取材協力:哲昌丸・千葉丸

関連記事