雄踏 大和屋 地産品でつくる和菓子

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年03月03日 14:16



南浜名湖雄踏(ゆうとう)は舞阪・弁天島の北に隣接する旧き商業の
町、浜松から浜名湖に至る雄踏街道は雄踏で分岐し、北に舘山寺、
南に舞阪に至る賑わいの伝統を持つ町です。

「雄踏は寺町でもありますが、和菓子は人は誕生から亡くなった時ま
でご利用いただくものなんですよ」と話していただいたのは大和屋の
三代目、山本雅之さんです。

売れ筋は最中、味噌まんじゅう、イチゴ大福と聞きましたが、
お店で見つけたのはカタパン、かつては葬儀の時にいただくお菓子
です。
地域では「お平」と呼ばれ、ゼリーをつけて「平つぼ」として葬儀に使
われるもの、遠州人には懐かしい味を今も残しています。

お誕生では内祝いや帯祝いの菓子と、寺町の和菓子屋さんは雄踏
の暮らしの中にあるのです。



自慢のお菓子の左は「浜名湖からのおくりもの」

こちらは浜名湖の青海苔を使ったフリアン、香りよい浜名湖の香りを
楽しみます。
右はその名も「マン(鰻)ドレーヌ」といううなぎ菓子です。

雄踏の名産を使って活性化しよう、同じ雄踏の海老仙は浜名湖の
うなぎ、魚を使った素材を開発しています。
マンドレーヌは、海老仙の鰻エキスをえさに育った鶏が産んだ卵、
「鰻パワーエッグ」を使って作られたお菓子なのです。



雄踏は西に浜名湖の幸を水揚げする雄踏港を持っています。
天然の鰻も多く水揚げされる雄踏は海の幸を地産としています。

じつは弁天島にも売店を持っていますよと教えてくれた山本さん、
先日訪問した弁天島の食事処、魚河岸太助と並ぶ山本亭の斜め
前に、ご親戚が売店を開いているそうです。

旧き賑わいを今も残す商い街道の昔の話をお聞きしていきます。

雄踏 大和屋:地図

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