舞阪港サヨリ漁 哲昌丸・千葉丸出漁

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年02月29日 11:15



弁天島から臨むまだ暗い早暁の海には、航海灯を点けたトラフグ船
団が行きます。2月末日で終了する漁期の最後の挑戦に向う船の
灯りが点々と今切に向います。

その後、6時半に出漁するのが春漁「サヨリ漁」の船団たち、着場(つ
け場)と呼ばれる係留場所から次々と出漁していきます。



港を出るサヨリ船団とすれ違うのは採貝漁の船たち、あさり漁の船
とすれ違います。
あさり漁の船たちは弁天島の前をとおり、鉄橋を越えて北へ向って
いきます。



サヨリ二艘曳き漁に同行させていただいた哲昌丸は舞阪港から出
てくるサヨリ船団と列をつくります。
サヨリ漁は、二艘の船が一枚の網を曳く漁、舞阪のシロコ漁(しらす)
と同じ、二艘が力を合わせて行います。



舞阪港外、新港から出漁した哲昌丸と統(とう)を組む(舞阪では二
艘曳きのひと組を統と呼びます)千葉丸が合流します。

今切を越えてゆくサヨリ船団は「七時網入れ」を守って遠州灘に向か
います。

※取材協力:哲昌丸・千葉丸

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