浜名湖雄踏港 オールバックのかわいい子 ハリセンボン

イチロー@南浜名湖.com編集長

2025年05月23日 05:31



浜名湖生き物みつけ隊

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

秋の潮美しい浜名湖の幸が集まる雄踏(ゆうとう)港市場にオールバックが似合う魚がやってきました。

ハリセンボンです。

ハリセンボンは針を立ててまるで風船のように膨らんだ姿が有名ですが、普段はこのように鋭い針を後ろに撫でつけたような姿をしています。ご覧いただけるようにフグの仲間であるのがわかります。



以前に揚がった時は既に提灯のように膨らむまさに針千本状態でしたが、今回はオールバックのまま、危険を察知すると膨らむだろうハリセンボンは漁師さんの網にかかり市場に運ばれ、浜名湖の生き物を展示する小さな水族館「浜名湖体験学習施設ウォット」へと寄贈されます。
オールバックにしていても頭の上には6本の角が突き出ています。

大きな魚に食べられないようふくらんで威嚇するハリセンボンも、優しい漁師さんに捕らえられて終の棲家であるウォットで子供たち(子供の心を持つ私たち)の人気者になるのでしょう。

膨らまないで穏やかなオールバックの子がウォットへの寄贈生け簀を泳いでいました。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん

南浜名湖あそび隊!

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