舞阪漁港大豊漁のシラスはカタクチイワシの子

イチロー@南浜名湖.com編集長

2018年05月22日 10:36



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪・新居漁港は春から続くシラスの大豊漁の喜びの中にあります。

ボウラ(シラスを容れるカゴ容器)30キロとも35キロともいうが競り場を埋め、シラス加工場へ向かうトラックが山にボウラを積み上げて運び出していきます。

シラスの仲買(舞阪のしらす干し販売の名店のみなさん)からシラスについて教えていただきました。

シラスは主にカタクチイワシの子、写真上の透きとおるようなシラスは煮釜で茹でられて真っ白なしらす干しに加工されています。

水揚げされるシラスには時に写真下のウルメイワシの子(口が尖りやや黄みがかっている)が混ざります。



こちらがカタクチイワシ、イワシの中では小型のカタクチイワシはその名のとおり上アゴより下アゴが下がっていることからカタクチと呼ばれます。またセグロイワシと呼ばれることもあります。

真っ白に加工するしらす干しに黄みがかったウルメイワシが混ざって加工されるとさらに黄みがかって見えるそうです。
※取り除いたり、別に加工する方法もあるそうです。



大きなシラスの群れが遠州灘に寄せ、豊かに水揚げが続く舞阪・新居漁港、全国に誇るしらす干しが加工されています。

昭和のはじめから漁師さんと加工業が力を合わせて築いた伝統の味を全国が求めています。



舞阪漁港の建て屋の半分がシラスの競り場、広い場内にボウラが埋まり、競り後に運んでも運んでも水揚げされるボウラで埋め続けられる喜び、舞阪の加工場の煮釜は火を落とすことなく加工が続いています。

舞阪・新居の景気を揚げるシラス漁の豊漁続きますようにと祈っています。


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