舞阪漁港に3.5キロを頭に200本の舞阪もちかつを揚がる

イチロー@南浜名湖.com編集長

2018年04月27日 16:25



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は、遠い黒潮から丁寧な扱いで運び、モチモチ食感を楽しむ舞阪もちかつをが水揚げされる季節を迎えています。

今までの数艘の出漁から今日は8艘まで出漁が増えたもちかつを船団はまだ朝とはとてもいえない時間に出漁します。

かつをが行く遠い黒潮まで遠征し、曳き縄竿を腕のように船から広げ、バケと呼ぶ疑似餌をつけた幾本もの曳き縄を曳いてかつをを誘います。

高速で泳ぐかつをが喰えば曳き縄を手でたぐってかつをを揚げ、船縁に頭を打ち付けて即締めし、ぶ厚いスポンジを敷いたカンコウ(保冷庫)に凍らせず、冷やしながら運びます。

死語硬直する前のやわらかいままのかつを、それが舞阪もちかつをです。



こちらは舞阪漁港の計量場、もちかつをを水揚げした漁師さんは近い大きさのかつををひと組として計量、総重量を札を受け取ります。

扱いがよいことから傷なく美しいかつをの登場に、仲買さんをはじめ落札後に急いで持ち帰ろうと多くの料理人さんが回りを囲み目利きしています。



その美しさも目利きされる舞阪もちかつをは浜名漁協のスタッフが海水で洗い清めた床に並べられます。

計量時に近い大きさ別にしたとおり、大きい(重い)順に横に一列に並べて札が置かれる列となります。

競り(入札)はこの一列ごとにキロ単位の価格で競われます。

連休を前に浜松まつりを前にもちかつをが、タイ網漁が、シラス漁がと全ての漁が豊かな水揚げとなった舞阪に勢いが上がっています。

舞阪漁港の水揚げの状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

※取材協力:浜名漁協 
舞阪漁港市場のお魚さん

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