舞阪・新居シラス漁初日から大漁の喜び

イチロー@南浜名湖.com編集長

2018年03月24日 12:38



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪・新居漁港は今年度の初シラス漁が出漁しています。

朝から豊漁を伝えられ期待高まる舞阪市場に横付けされ降ろされるシラスは各船20~30ボウラ(水揚げカゴ)の大漁、一早く新鮮なシラスを降ろそうとデッキに並べたボウラを、舞阪の女衆が受け取り市場に並べていきます。



先に降ろした列から競りは始まっていますが、大漁のシラスは広い競り場を埋めていきます。「忙しくてもうれしいよ」女衆の笑顔と声が大きく響く競り場は今年度初日からの大漁に賑わっています。



シラス競り場の今年度の出漁黒板を見れば舞阪シラス漁は42統(二艘で網を曳くため2艘で1統)、新居シラス漁は13統の合計110艘もの大船団が遠州灘に網を曳いています。



春の日射しに輝く春シラスは透きとおる潮に群れる美しいもの、水揚げされたシラスは昭和のはじめから漁師さんとの両輪となって働くシラス加工業(シラス販売の名店)が次々と落札していきます。



落札されたシラスは加工業のみなさんのトラックに乗せられ、既に湯気をあげている加工場の煮釜を目指していきます。
早ければ初ものシラス干しが午後遅くにも発売されます。



大漁の海にまだまだキロク(魚探で見る魚影)がある、シラスを降ろした船は二度目の海へと出漁していきます。
現在12:34分、今切にはまだシラスを水揚げするシラス船が舞阪を目指していきます。

昨年の不漁を取り返すシラス漁、今期大漁への期待が高まっています。

水揚げ・加工の様子は「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のブログをご覧ください。

関連記事