舞阪漁港の巨大魚のアッカンベロン

イチロー@南浜名湖.com編集長

2018年03月19日 17:07



南浜名湖は海に産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は時に子供ほどの大きさ重さの巨魚が水揚げされる産地市場です。

「ああ、重い」と巨大な魚を並べる漁師さんが苦労するのはその重さ、大きなものは20キロを越えるほどの重い魚です。
まるで「アッカンベロン」しているようなこの魚はニベ(オオニベ)といいます。

ニベの仲間(イシモチなど)は水揚げされると浮き袋の一部を口から出してしまうことがあります。



舞阪漁港の春漁のひとつタイ網漁は、二艘の船で一枚の網を曳く二艘曳き、遠州灘に一年でもっとも目の粗い(大きい)網を使い、活マダイやクロダイ、スズキなど大きな魚を狙います。

その網に10キロどころか20キロを越えるような巨魚がかかります。魚の札には魚種(市場名)と重さが書かれています。
大きくて重いでしょう。

ニベ(オオニベ)とは遠州灘の浜から投げ釣りで楽しむイシモチの仲間、その巨大なものだといえる魚です。

大きすぎることから使い道を仲買さんに聞いてみると、「給食センターのように白身でおいしい魚をたくさん欲しいところに売り込むんだよ」だとか、何十人、もしかしたら100人分くらいの身がとれそうな巨大魚です。



大きすぎることで誰もが買える魚ではないけれど、きっと多くの人を楽しませる魚がある。
舞阪漁港には大きなおおきな魚も水揚げされているのです。

舞阪漁港の水揚げの状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

※取材協力:浜名漁協
舞阪漁港市場のお魚さん

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