舞阪漁港タイ網漁初漁、活マダイ・活クロダイ・活スズキの港

イチロー@南浜名湖.com編集長

2018年03月05日 09:49



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は春の美しい活マダイの揚がる地域市場です。

2月末まで続いたトラフグ漁にかわり3月からはじまったタイ網漁(タイ二艘船曳き網)が昨日3月4日初漁となりました。

タイ網漁は遠州灘に二艘で網を曳き、水揚げされた魚から活かし(活魚)で揚げるマダイ・クロダイ・スズキその他を船首デッキにあるカンコウ(生け簀)に放ち、活魚のまま水揚げしています。



舞阪漁港の漁は早朝出漁の昼前から昼過ぎの水揚げ、タイ網漁船が舞阪漁港に横付けします。

活魚を活きの良いまま揚げ、競りるのが最優先、大ダルで揚げた魚は計量から競りの間だけボウラ(カゴ)にいれられますが、落札すればすぐに仲買さんの生け簀へと運ばれ、放たれます。そのためにタイ網漁の水揚げは戦場の忙しさとなります。



春の活マダイの美しさは桜ダイと呼ばれるほどの美しさ、タイ網漁期(~5月末まで)を過ぎれば産卵期を迎えるタイはまだ婚姻色(やや黒ずむ)ことがない若い美しいタイたちです。



美しい黒銀のクロダイたちは活マダイよりさらに元気な魚、飛沫をあげて暴れるほどの活魚が揚がります。
生け簀にマダイと共に放てばマダイを追い回すほどの力を持っています。



舞阪・浜名湖といえば通年水揚げされるスズキが揚がります。ご存知スズキは出世魚、養魚をセイゴ、育てばマダカ、大きく育てばスズキと名を変えて呼ばれます。面白いことに舞阪漁港の計量札には「セ」とセイゴと表示されています。

春の勢いを呼ぶ舞阪のタイ網漁にご期待ください。

舞阪漁港の水揚げの状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

舞阪漁港市場のお魚さん

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