舞阪の甘エビはアカスエビ・舞阪のテナガエビはアカザエビ
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港の冬のはじまり、遠州灘の200mもの深海に網を曳く底曳き漁の出漁日に、美しくおいしい深海エビが水揚げされています。まずはこの美しい色に驚きください。
アカスエビです。深海エビの魅力は甘エビの味を思えばおわかりでしょう。
日本海で獲れる甘エビと同様の深海から揚がるアカスエビは殻をむけばそのまま刺身で楽しめる舞阪の甘エビとも呼ばれるエビです。
舞阪ではアカスエビをキロ単位で買い、大きなボウルに山にしてパリンパリンと殻を剝いては楽しみます。
色が変わりやすい大きな頭をはずして寝かせばさらにおいしく楽しむことができます。
底曳きで水揚げされるエビのうち、最高級なエビがテナガエビと呼ばれるアカザエビです。
アカザエビはイタリアンで珍重されスカンピなどと同様に使われます(イタリアでは近似種のヨーロッパアカザエビが使われています)。
長いハサミ脚を持つことから市場ではテナガエビと呼ばれ、和食ではイセエビと同様に使われています。
尾の身を刺身や料理で楽しむほか、大きな頭や長いハサミ脚からうまいエビ出汁がとれ、味噌汁にすると絶品です。
舞阪の底曳き漁で獲れる少量でうまいエビ、舞阪の魚を扱うお店で手に入れてお楽しみください。
※取材協力:浜名漁協 舞阪港共榮丸
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舞阪漁港市場のお魚さん
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