真冬の浜名湖の魚たち ボラ・クロダイ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2017年01月12日 11:15



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

昨年4月から続いた浜名湖の市場の競りもあと明日明後日を残すばかり、今年度も市場に通い一年の魚やカニ・エビを見せていただいてきました。さてこの時期の浜名湖にはどんな魚が揚がっているでしょう。

真冬の魚といえば寒ボラ、海と浜名湖を行き来し、時に跳ねるボラは出世魚、浜名湖ではどんな漁にも入る小さなちいさなボラはキラッコ、春早く浜名湖におしかけ水路まで埋めるイナからやがてボラに育ちます。

ボラは鮮度を保つため漁師さんが活きたまま首を折って血を抜いて競りに並びます。
初めてみればゴキッというその音に驚きますがおいしい刺身にする技でもあります。



こちらは刺し網漁師さんの網、この日はクロダイが多くかかっています。
冬にはセイゴ(スズキの幼魚)やコノシロが多くなる浜名湖の市場が期待する活魚がクロダイです。



市場で目利きした料理人さんのトロ箱にはこの季節の浜名湖が詰まっています。

最も多く獲れるのがセイゴ(スズキ)、クロダイにさきほどのボラ、キビレはクロダイの亜種で浜名湖の代表的な釣り魚のひとつです・

マゴチにカレイ、小さなアナゴなどがみえます。

他にはスズキ、ヒラメ、マハゼなどが活魚で水揚げされています。
一年楽しませてくれた浜名湖の市場も明後日14日(土)で年度を終え、春4月を待つことになります。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん

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