南浜名湖は海の産地、いよいよ春漁解禁が3月21日に迫った舞阪・新居のしらす漁を前に、2012年10月12日舞阪港冨士丸に同乗させていただいたしらす漁を紹介しています。
一度目の網をあげた冨士丸はしらすで満ちた網の先端部袋網を船上にあげています。
途中にかかったしらすを網の奥に送りこみ、水をたっぷり含んだ袋を揚げるのは力仕事です。
船上にあがったしらすの鮮度を保つ作業がはじまります。
大ダルの中しらすは海水と氷を入れてかきまぜ、冷やされ小魚などはここで除かれます。
この回のしらすは細かいもの、しらすとはカタクチイワシの子、その他ウルメイワシなどの子が混ざるとしらす干しにした際に黄味を帯びます。
全てカタクチイワシの子が上質の舞阪しらす干しとなります。
じつはこの時点で二回目の網は投入され、網を曳く間に保存作業が続いています。
奥から水をたっぷりもつしらす、ボウラ(青い籠)から次にいれかえしながら手前が仕上げとなります。
氷をきかせながら水分を切ることでボウラの中にしらすだけが満ちるようにしています。
ボウラいっぱいに詰められたしらす、この状態から保管、水揚げまでにさらに水が切れ、ボウラの上から二部通りほど下がります。
舞阪の競りは同じ網であげたボウラの数で競られます。水が切れた状態でも1ボウラは30キロを越える重さとなります。
しらすを詰めたボウラは船首デッキ下のカンコウ(生け簀・保管庫)に降ろされます。
並べ積んだボウラに蓋をし、その上から大量の氷を捲き、冷やして鮮度を保ち港まで運びます。
※取材協力:舞阪港冨士丸
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舞阪港のお魚さん
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