しらす漁解禁は3月21日 舞阪港冨士丸しらす網を揚げる

イチロー@南浜名湖.com編集長

2016年03月18日 11:15



舞阪の11軒のしらす加工場の煮釜が白い湯気をあげる、春本番を知らせるしらす漁の解禁はいよいよ来週21日、この機会に2012年10月12日、舞阪港冨士丸に同乗させていただいたしらす漁の様子をお伝えしています。

遠州灘に網を曳いた冨士丸の第一回目の網揚げ、同乗する本船と共に曳き綱(つな)を曳いた綱船(つなぶね)が再び本船に綱を戻します。
揺れる洋上で大きな船が真横に寄ってくるのは迫力を感じます。



舵をとっていた冨士丸船長トシアキ親方は操船コントローラーを持ってキャビン後ろに出て網を巻く巻者を操作し、指示を始めます。



水平線を見ればこの傾き、揺れる船上で乗り子(乗り組む漁師さん)は二人一組で強く張った網と綱を巻車に導きます。

きれいに巻けば次の投入がスムーズとなる、乗り子さんの腕の見せ所です。



黄色いフロートのついているところが網の口、この先にずっと編み目が細かい袋網がつながっています。

春の遠州灘を泳ぐのはしらすばかりでなくホウボウなどさまざまな魚がこの粗い網に混獲されてきます。



布のような袋網は海水は通しますがしらすは逃がさない袋状の網、この網の先にしらすが溜まるよう、ここからは乗り子さんの力作業、先へ先へと送りこんでいきます。



船尾で絞った網は船舷にある手すりから一段低くなった取り込み口へと運ばれます。

しらすの量が極めて多ければポンプで吸い込むこともある網、この回は手で揚げる乗り子さんが袋網を絞っていきます。
揺れる船上、デッキに腹ばいになってしらすを取り込みます。

※取材協力:舞阪港冨士丸
舞阪港のお魚さん
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