舞阪岐佐神社祭典準備 神の道「結界」をつくる
一年に三度、舞阪港の船にフライキ(大漁旗)があげられる日、元旦と四月の水産まつり、そして明日明後日開催となる岐佐(きさ)神社祭典です。
祭り前の漁を終えた船々はフライキを折からの強風にはためかせています。
国道一号から舞阪港に至る往還通りに幟が立てられています。
岐佐神社祭典(舞阪大太鼓まつり)は岐佐神社から稲荷山の御仮屋まで神の乗り物「神輿」の渡御を大太鼓・手踊りでお供するまつり(※詳しくは
岐佐神社ホームページ)、神の行く道は篠が立てられ、注連縄による結界が張られます。
往還通りの6時、神の道沿いの家々は篠を立てて祭りの準備をはじめています。
どこにも切れることのない結界は岐佐神社前(砂町)から西へ、北へ東へと曲がり往還通りから舞阪港入り口を経て西町・仲町・新町を経て稲荷山へと続いています。
舞阪の一年は岐佐神社祭典で終了し、また新しい年を迎えます。
今年の年番町は仲町、御輿に供する祭りがいよいよ明後日の旧暦九月十五日(宵祭り26日本祭り27日)に開催されます。
海の町舞阪の衆は大漁祈願・海上安全を祈りこの道を行く神に供します。
旧暦九月十五日は大安の満月、丸く明るい月の下の渡御の列を見ることができます。
この篠を立てるために家々の前には篠立ての穴が設けられています。
さほど広くない往還通りは篠と注連縄の結界が張られていきます。
※取材協力:舞阪のみなさん
※
岐佐神社ホームページ
※
岐佐神社祭典2014(新町年番)
※
岐佐神社祭典2013(砂町年番)
※
岐佐神社祭典2012(西町年番)
※
岐佐神社祭典2011(仲町年番)
関連記事