舞阪トラフグ漁 遠州灘天然とらふぐ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2015年10月19日 11:15



南浜名湖は海の産地、10月に解禁となり来年2月末まで続く舞阪のトラフグ漁は「遠州灘天然とらふぐ」のブランドを持つ秋冬漁として、全国から注目と需要を集めています。

トラフグは美しい和紋を持つ大型のフグ、底はえ縄で釣り揚げたトラフグは船上で活かされ、舞阪港の仮生け簀に放たれます。

写真のように泳いだまま競りが行われ、落札した仲買さんの生け簀で落ち着かせ出荷されていきます。



トラフグ漁の朝は早く、早朝にトラフグ漁師さんは詰め所に集まり漁場を決めるクジを引き、出漁します。

参加する船は30艘ほど、陸(おか)に平行に約5kmものはえ縄に600本ものエサをつけたハリを沈め、巻き上げます。

釣りあがる一匹づつ仕切りをつけたケースや桶に入れて運ぶのは、トラフグ同士で傷つけ合うのを防ぐため、市場では活きの良さと状態の良さwを競っています。



トラフグは指などを切断してしまうほどの上下二枚のまるでニッパーのように鋭い歯を持っています。

扱う漁師さんは口に指が入らないように気をつけるほか、市場以降の安全のため洋上でその歯を切り取っています。

巻き上げながらはえ縄を巻き、フグを揚げ、歯を切り取って傷なく運ぶ漁師さんの働きが遠州灘天然とらふぐブランドを作り上げています。

寒さの到来と共に本格化する舞阪のトラフグ漁、近隣で遠州灘天然とらふぐをお楽しみください。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港の漁師さん
舞阪港のお魚さん
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