南浜名湖は海の産地、３月に解禁となった舞阪港のタイ網漁は遠州灘に二艘で網を曳き、春の勢いの活マダイ、活クロダイなどを獲っています。
船のカンコウ（カンコ＝生簀）に泳がせたまま港にやってくる活魚が飛沫をあげています。
同じ網にかかるのが肝をさぐられる魚たち「カワハギ」です。
刺身でおいしいカワハギはその名のとおりザラザラとした皮をくるりと剝くことができる魚です。
刺身と合わせるのが肝、肝を醤油に溶いて刺身でいただきます。
「大きな肝を持っているかな」と探られたらいやなものですが、カワハギ類の魚は肝の大きさで値打ちが決まります。
カワハギよりさらに大きな肝を持つ魚が水揚げされています。
ウマズラハギです。
青いヒレをヒラヒラとさせる活魚のウマズラハギこそ大きな肝の魚、市場に揚れば誰もがその肝のうまさを想像します。
活ダイやヒラメ、カワハギ類は活魚として活かされたまま水揚げされますが、その他の魚は氷りで締めて水揚げされます。
これを鮮魚といいます。
水揚げされたボウラ（青い水揚げ用の籠容器）の中にはイシモチ、カレイ類、ボラやカイワリなど遠州灘の春の幸を見ることができます。
舞阪港の春漁タイ網漁が舞阪に春の幸を水揚げしています。
※取材協力：浜名漁協
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舞阪港のお魚さん
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