舞阪トラフグ漁再開 将来の漁に繋げる種苗に協力

イチロー@南浜名湖.com編集長

2015年02月12日 15:44



南浜名湖は海の産地、冬期休漁期間が終わりほぼ一週間ぶりの出漁となりました舞阪港のトラフグ漁は、大型のトラフグが混ざる好漁となり、午後の市場の活気をあげています。

市場で水産総合研究センター(下田)の鈴木さんと、静岡県温水利用研究センター(浜岡)の大井さんの活躍を見せていただきました。
舞阪港のトラフグ漁師さん・仲買さんの協力を得て、健康で傷のない親フグを買い取り、施設で育てて種苗に使われます。



鈴木さん大井さんは港で待ち、協力する漁師さんの水揚げを待ち、大きく健康なトラフグを預かります。
施設で数ヶ月育て、産卵・受精・孵化・稚魚を育てるために傷のないフグを目利きします。

大きく健康なトラフグは仲買さんも欲しいところですが、種苗に協力する伝統がある舞阪は、まず二人の選別を優先しています。



預かったトラフグの泳ぐ元気さ・成熟度を確認し、口に傷がないかを調べます。(傷があればエサを食べなくなるため)
舞阪の漁師さんは丁寧な水揚げと元気に活かして水揚げし、舞阪の将来を託すのです。



舞阪で買い付けられたトラフグは三重県尾鷲・浜岡・下田の施設で育て産卵・受精・孵化させて多くの稚魚となり、三河湾に放流されます。

三河湾から育ちながら遠州灘にやってくるトラフグたちが、将来の舞阪トラフグ漁を活気づけるのです。

※取材協力:浜名漁協 水産総合研究センター 静岡県温水利用研究センター
舞阪港のお魚さん
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