舞阪港底曳き漁共榮丸 船上の選別作業

イチロー@南浜名湖.com編集長

2015年01月24日 15:15



南浜名湖は海の産地、真冬の舞阪港を賑わす漁はトラフグ漁と底曳き漁、舞阪港の一艘曳き底曳き漁の共榮丸が舞阪名物メヒカリやアカムツなど深海の脂がうまい魚を水揚げしています。

陸(おか)から見れば水平線辺り、300mもの深海に網を曳く共榮丸は洋上で水揚げした後、選別作業をして舞阪港に凱旋します。

先日の舞阪港、豊漁のために最後の網の魚の選別が間に合わずに港に横付けした船の上での作業を見ることができました。

舞阪港共榮丸底曳き漁同乗記



洋上で揚げた網にはメヒカリにさまざまな魚が混ざっています。それを船首デッキに置いた選別台に山とあけて選別作業がはじまります。

メヒカリは小さな魚ですが、それも大小に分け、混ざる大きな魚や市場にあがらない深海魚などを分けていきます。
一匹づつ選ぶ作業は根気がいる作業です。



舞阪名物メヒカリです。10センチからそれ以上位の小さな魚ですが、これを開いて一夜干し、丸のままで干し軽く炙る、フライにするとうまい脂が楽しめ、骨も気にならない舞阪の居酒屋さんの定番の肴、惣菜となります。

舞阪の冬、庭に干すメヒカリは風物詩のひとつです。



メヒカリ意外の魚はもう一度港の選別台の上で分けられます。
アカムツ・クロムツ・カガミダイ・チョウカ(ユメカサゴ)イカ類にタカアシガニまでさまざまな深海の魚が入ります。

うまいメヒカリが食べたい。冬の海は風と波の海、次の出漁の豊漁が期待されています。

※取材協力:浜名漁協 共榮丸
共榮丸一艘曳き底曳き漁
舞阪港のお魚さん
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