浜名漁協製氷工場の回転灯で知る休漁

イチロー@南浜名湖.com編集長

2015年01月04日 15:15



南浜名湖は海の産地、自然と共にある漁、漁師さんの生活を私たちが知る方法があります。
新年初漁初市を待つこの時期舞阪をまわり、普段お伝えすることが少ないことを紹介しています。

舞阪漁港内の最も高い建物は浜名漁協の製氷工場です。漁に向う船はここでキリリと冷え保ちがよい漁業用の氷を積み込みます。
この建物は氷を供給するほか、もうひとつの役割を持っています。



明日の出漁が気になる毎夕方、製氷工場の屋上を臨めばさまざまな色の回転灯が点ることがあります。

しらす漁、トラフグ漁、タイ網やタチアジ網漁、サヨリ漁など漁師さんと関連加工場の誰もが明日の漁を知るための休漁表示灯です。



青灯がついていれば明日のしらす漁は休漁となります。黄灯がついていればタイ網やタチアジ漁など魚曳き網漁が休漁です。
赤灯がつけばトラフグ漁が休漁、白色はサヨリ漁の休漁を表します・

それぞれの漁の世話人さんが話し合い、翌日の灘(沖の風や波の様子)を予想し海上安全のために休漁を決め、ほぼ前日の夕方には点灯させています。
舞阪は漁の町、屋上のこの灯と連動して舞阪各所にある同様の灯が知らせています。

浜名湖から遠州灘に向う船のどこからも見える製氷工場屋上の休漁灯は漁師さんの休漁を表します。
海上安全のため、海に向う釣り船、レジャーボートのみなさんにも注目いただきたい施設です。

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