舞阪港 冬の怪魚 アンコウ
南浜名湖は海の産地、冬の海は風と波の海、12月になると沖が荒れ舞阪港・新居港の漁師さんはなかなか出漁ができなくなりますが、ひとたび出漁すれば、遠州灘の幸を満載して凱旋します。
休漁が続く毎日、撮りだめしてあります写真で冬の幸を紹介いたしましょう。
大きな口はアンコウです。
舞阪港のタイ網漁、底曳き漁で揚るアンコウは深海魚の代表とされますが、最近の研究では比較的浅い海に長く棲むといいます。
それでも大きな口、その姿から深海魚を思わせる怪魚のひとつです。
アンコウは全てが食べられると言われ、有名な吊るし切りでは七つ道具にわけられて捌かれます。
その中でもアンコウは腹をさぐられる魚、アンキモも大きさをさぐられているのです。
口の上、目の間にある突起は先端を疑似餌に似せたエスカ(誘因突起)と呼ばれるもの。
この突起をヒラヒラさせて小魚を寄せては大口で一気に呑み込みます。
アンコウは頭でっかちな魚、尾をみれば大きな頭とは比べものにならぬ貧相さです。
活きてあがるものは大口を開けて威嚇しますから注意が必要。写真を撮りながら「手を入れるんじゃないよ!」と注意されるのも楽しい港で出会う怪魚のひとつなのです。
※取材協力:浜名漁協
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舞阪港のお魚さん
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