舞阪港幸福丸 タイ網漁の水揚げ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年12月16日 11:15



南浜名湖は海の産地、冬の遠州灘に二艘で網を曳くのは舞阪のしらす船、その同じ船が時にタイ網漁で舞阪に活マダイを水揚げします。
幸福丸です。

同じ二艘がしらす漁・タイ網漁ができるのは二艘の片側にしらす網(目が細かい網)を巻き、もう片方にタイ網(目が大きい網)を巻いているから、海況により漁を変えて漁に臨みます。

船尾から巻き上げた網から活ダイを分け、船首にあるカンコウ(カンコ=生簀)に放ち、活魚のまま舞阪に水揚げします。



海水に酸素を供給して活魚のまま港に着けば、漁師さんが大きなタモで魚をすくい、海水を満たした大ダライにあけています。
周りの漁師さんはこれも海水を満たした大ダルに大きさ別に分けていきます。

この大ダルごと水揚げし計量後に競りが行われ、仲買さんの生簀へと放たれます。



こちらは同じ網で獲られたレンコダイです。
レンコダイは金赤がおめでたく、また焼いてもこの美しい色が褪せないことから婚礼の席などの焼きダイとして使われます。
こちらは活かさず船上で氷り締めして水揚げされています。

冬の海から赤い、金赤のタイ、舞阪港を彩るタイ網漁は年内で漁期が終了します。

※取材協力:浜名漁協 幸福丸
舞阪港のお魚さん
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