舞阪港で拾う 小さな海の宝石たち

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年08月11日 07:00



南浜名湖は海の産地、遅く進んだ台風はほぼ一週間、海に漁する舞阪港・新居港の漁を休漁にしましたが、海鎮まれば夏から秋へと変る漁が楽しみです。

遠州灘に漁する船は船上で港で魚を魚種別・大きさ別に選別して籠に入れ、競りにかけています。
漁師さんの仕事は魚を穫るだけでなく、魚を魅力的に競りにかけることが必要です。

その中に小さすぎて、量がまとまらなくてという理由で残される魚たちがあります。拾わせていただき紹介します。

夏の勢い魚「イサキ」の子です。



夏の遠州灘はイカの海でもあります。豊かな漁を水揚げするアカイカに混じり、夏の海に泳ぎ出したのがコウイカ類の子たちです。
小さくやわらかいコウイカの子は量がまとまれば新イカとして取引されています。
このイカたちが育ち、また来年の春に浜名湖に産卵のために寄せてきます。



小さいマトウダイを見つけました。
産地舞阪ではお惣菜として使われる煮付け魚のマトウダイは人気者、腹にある黒丸を的(まと)と呼ぶマトウダイです。

大きく育ち量がまとまる魚たちの中に混獲される小さな宝石たちを港で見つけることができるのです。

※取材協力:浜名漁協
舞阪港のお魚さん
南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。

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