舞阪港の勢い タイ網漁は五月末まで

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年05月12日 15:15



南浜名湖は海の産地、春漁豊かとお伝えしているうちに、GWが過ぎいよいよ夏漁となろうとする勢いの舞阪港です。
三月からはじまり、舞阪港に遠州灘を泳ぐままのマダイ・クロダイを水揚げする「タイ網漁」は勢いを増したまま五月末で漁期を終えます。

洋上で網を揚げたタイ網漁船は船首デッキのカンコウ(生簀)に流海水と酸素を供給しながらマダイ・クロダイなどを活かして運びます。
港に着けば大ダモでタイをすくい、船上での仕分けがはじまります。



マダイは目の上に青いシャドウを、体に青い星を散らした美しい魚、タイ類は鋭く尖る背ビレを持つため、漁師さんはこうしてタイを掴んでは大ダルに大きさ別に分けていきます。



大ダモですくわれたタイたちは海水を満たした広いタライに泳がされ、漁師さんは次々とこう掴みながら分けてゆく。
遠州灘を泳ぐままの活ダイたちの煌めき、活きのよさを見ることができるのがタイ網漁の水揚げです。



毎朝舞阪港の出漁情報をおしえていただく「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産によれば、大きなタイはこの時期婚姻色となり、やや黒ずんでくるそうです。
勢いを増す舞阪港のタイ網漁は今月末まで、6月からは網を変え、夏漁のタチアジ漁に変ります。

※取材協力:浜名漁協 中一水産
舞阪港のお魚さん
タイ網漁遠州灘の裕丸
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