舞阪港のハチ 豊國丸のウッカリカサゴ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年02月24日 07:00



南浜名湖は海の産地、春告げ漁のサヨリ漁がはじまり、春のハシリを水揚げする舞阪港に、釣り漁の豊國丸が揚げるアマダイ・カサゴが人気を集めています。この時期豊國丸(ほうこくまる)の高倉船長のみが行う、はえ縄での釣り漁の魚です。

ハチです。舞阪港の市場名でハチと呼ばれるのはカサゴのこと、カサゴ類は近似種がありますから見分けがつきにくい魚ですが、この魚はウッカリカサゴという面白い名前を持っています。
深海から釣りあげられたハチは口を大きく開き、目玉が飛び出たすごい形相をしています。



はえ縄は一本の細い縄に何本もの仕掛けをつけ、エサをつけて釣る漁、高倉船長からカサゴやアマダイ釣りについて聞きました。
はえ縄をつくるのがまずはひと仕事、船に釣り揚げられた魚は手で触らずに水揚げします。
アマダイは特に美しく水揚げされるため、港で選別時に触るだけにしています。



遠州灘のカサゴは船釣りでも人気の魚、一般的に身が硬いと言われますが、扱いが違う高倉船長のハチ(カサゴ)は港の人気を集めるおいしい魚、もっと人気があってもいい魚ですよと船長にすすめていただきました。
遊漁船でも人気がある高倉船長は「釣りんぼ高建丸」でも活躍しています。

※取材協力:浜名漁協 豊國丸高倉船長
雄踏港市場のお魚さん
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