舞阪港底曳き漁 カナガシラ・ハシキンメ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年01月30日 17:15



南浜名湖は海の産地、寒中の舞阪港の漁種は遠州灘のトラフ
グ漁と底曳き漁、底曳き漁は遠州灘の沖の深海から脂ののっ
た魚を水揚げしています。 

一見ホウボウと似ていますが、小型のホウボウといった姿の魚
は「カナガシラ」といいます。
ホウボウのように美しい蝶の羽のようなヒレを持ちませんが腹
側にまるで脚のように進化したヒレを持つのは同じです。



深海の魚には未利用の魚が多くあります。
量が獲れないことと、いままで利用されてこなかったことで値が
つきにくい魚を「未利用魚」と呼んでいます。

「ハシキンメ」です。キンメダイの仲間でありながら未利用魚の
仲間に入っていたハシキンメは最近取引がはじまっています。
遠州灘と同様に沖に深みを持つ駿河湾の港で活用がはじまり、
深海のおいしい魚として活用されています。

少量で一般市場に出回ることはありませんが、舞阪でみかけ
ましたらお楽しみください。

※取材協力:浜名漁協 共榮丸
舞阪港のお魚さん
共榮丸一艘曳き底曳き漁
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