南浜名湖は海の産地、先日まで乗船レポートをさせていただい
た
「一艘曳き底曳き漁」の共榮丸が、水揚げする時間は港の毎
日の話題です。
水揚げする時間を知らせる電話が浜名漁協から入り、競りを行う
仲買さんが集まり、そこから多くの料理屋さんなどへと伝わってい
きます。
港の選別台の上で大きさを揃えられるエビの腹に美しい宝石のよ
うな卵を見つけました。
冬の舞阪沖は朝おだやかでも、操業する間に風が出て、舞阪沖
10マイル辺りの深海に網を曳く共榮丸は揺れる船の上で苦心し
ます。
そこで少し陸(おか)に近いところを曳くと、こうして卵を持つエビが
入るのだと教えていただきました。
同じエビに違う色の卵、卵の成長によって色が変るのかもしれま
せん。
卵の親はこのエビ「アカザエビ」です。
※アカザとは植物のこと、その色に似ていることから
舞阪では「手長エビ」とも呼ばれるアカザエビは、刺身に洋食やイ
タリアンではスカンピと並ぶ旨さとして使われています。
身を楽しんだあと、その頭や長い脚もよい出汁が出ることから、地元
ではエビの味噌汁としても親しまれる舞阪の味です。
さてアカザエビの卵はどんな味がするか、また次回聞いてみること
にいたしましょう。
※取材協力:浜名漁協 共榮丸
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共榮丸一艘曳き底曳き漁
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舞阪港市場のお魚さん
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