南浜名湖は海の産地、遠州灘に漁する舞阪港の漁師さんは十
月と共にはじまるトラフグ漁に特別な思いで挑戦します。
秋しらす漁豊漁続く十月は舞阪大太鼓まつり(岐佐神社祭典)
が18日19日開催されます。
その日まで力いっぱい漁をして、祭りに臨むこと、これが舞阪男
たちの秋一番の目標です。
10月1日、初漁を迎えたトラフグ漁の競りの開始は11時半、例年
どおりテレビ・新聞報道各社が待ち構える中を、一番最初に水
揚げに戻ったのは、舞阪のベテラン漁師彦四丸の英二船長でした。
トラフグ漁は到着順が競りの順、船長は船のカンコウ(生簀)で
活かして運んできたトラフグを水揚げします。
カンコウの上に積まれているのは、全長5キロにも及ぶ底はえ縄
(2回分)の仕掛けです。
ボウラ(青い水揚げ用の籠容器)に大きさ別にいれた英二船長は
市場にある生簀の場所をとり、そこまでわずかの間ボウラに入れて
運ぶのです。
英二船長の愛船彦四丸は舞阪でチャカと呼ばれている船、秋から
のトラフグ、年開けてサワラ漁、晴からは遠く黒潮上でのモチガツオ
漁、夏はアマダイ、手長エビ漁を行う男たちが舞阪に四季の幸を水
揚げる船です。
「どっこらしょう!」と初トラフグを水揚げした船長、誰もが尊敬する舞
阪のベテラン漁師さんです。
※取材協力:浜名漁協 彦四丸英二船長
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舞阪トラフグ漁2013
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