舞阪港 口裂け魚エソ エソは練り物材料

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年09月13日 11:15



南浜名湖は海の産地、遠州灘の幸を水揚げする舞阪港は、秋
熟れた魚が水揚げされています。

港で魚を分ける選別台の上で山となる魚の中に、耳まで裂けた
口を持つ魚があります(魚には耳はありませんね)

「エソ」です。
裂けたような口を開けばズラリと歯が並ぶ、トカゲのような顔を
している恐ろしげな魚です。



エソは細長い魚ですから余計「トカゲ感」が強くみえますが、じつ
はその美しい身は練り物材料として高級な魚です。

かつて舞阪港の未利用魚たちは町内に多くあった練り物屋さん
に持ち込まれ、その代わりに製品の練り物をもらったという話を
聞いています。



量があがらない場合は競りに掛かりにくい魚ですが、丁寧に骨
を処理し練れば香り高いカマボコやはんぺんに加工できるそうです。
港でもらい受けてゆく地元の人が「うまいぞう」という魚なのです。

※取材協力:舞阪港 
舞阪港市場のお魚さん
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