舞阪港の夏、タチアジ漁 裕丸の活アジ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年07月31日 19:31



南浜名湖は海の産地、舞阪港の夏漁、タチアジ漁で獲れた活アジ
が夏の勢いを見せています。

タチアジ漁は、夏のしらす漁待ちの期間を活用して、しらす漁船にタ
チアジ網を積み、遠州灘を二艘曳きでタチウオや、活アジ、サバなど
を獲る網漁です。

春に「鯛網漁」に同行させていただいた裕丸(ゆたかまる)が舞阪港
の活魚・鮮魚市場に凱旋します。



遠州灘を泳いでいた活アジは、網で獲られると活のまま船のカンコウ
(生簀)に入れられ泳いだまま舞阪港に到着します。
活魚のアジが最初に水揚げされ、計量されて競りにかけられます。



活アジの競りは船のすぐ横、計量されたひと籠ごとに行う競りは、活き
を保つため、急ぎ競られた活アジは仲買さんの生簀へ、または氷り締
めを急ぎます。



活アジは大ダルに入れられ、大量の氷で冷やされます。
樽から飛び出るほどの活アジはウロコを飛ばして暴れますが、やがて氷
りで締められていきます。



さらに活きのよいままに締める活き締めがはじまります。
氷で仮死したアジは、ここでエラの後ろから脊髄を包丁で切られます。
こうすることで活アジは締められ、最もおいしい状態で箱詰めされてゆく
のです。



見事に大きな舞阪の活アジは、こうして箱詰めされて近隣から遠方まで
注文に応じて運ばれ、送られてゆくのです。

※取材協力:浜名漁協 中一水産
舞阪港のお魚さん
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