舞阪名物 タチウオ 龍盛丸のヒデキさんに聞く

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年07月24日 19:15



南浜名湖は海の産地、舞阪港の夏漁はタチアジ漁、しらす漁の漁
船が二艘で網を曳き、活アジ、氷り締めのサバやその名のとおり
タチウオを水揚げしています。

龍盛丸が舞阪港に着き、ウロコをはね飛ばす勢いの活アジが水揚
げされた後、タチウオが揚げられ、大きさ別に分けられて競りにかか
ります。



龍盛丸のヒデキさんに聞きます。

「舞阪はかつてタチウオが多く水揚げされてね、一日に一トンほども
揚げたことがあるんだよ」
「深い海に棲むタチウオは、天竜川沖の谷(深み)にいるんだ」

舞阪にはかつてのタチウオ豊漁話が多くあり、一日中タチウオの水
揚げと競りが続いたという話を聞くのです。



タチウオは鋭い牙のような歯を持ち、触れば指がスパッと切れるほど
に危険な魚です。

「網で獲ればほとんどが途中で死んでしまうけれど、活きているのは
躍り上がってきて危険なんだよ」
「作業していると、指がふやけるから余計に切れやすくなるんだ」

市場に並ぶ魚は、遠州灘から揚る幸、船の上で働く漁師さんの働き
で獲られています。
漁の話を聞けば、ますますその魚がおいしくなるのです。

※取材協力:浜名漁協 龍盛丸ヒデキさん
舞阪港のお魚さん
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