南浜名湖を臨む弁天島海浜公園から見る赤鳥居は、今切と弁天島
の間にある「いかり瀬」に立てられています。
いかり瀬はなんと12ヘクタールもの面積を持つ瀬、この季節は緑が
萌える美しいところです。
舞阪の自然を守る会(寺田久美子代表)と参加者は怒り瀬の自然観
察を続けています。
いかり瀬の南岸は今切を臨むところ、ここは打ち寄せる貝を拾えると
ころです。「さくら貝を拾ったことがあるのよ」、寺田代表の声でみなが
波打ち際を歩きます。
「この植物を見て、今までは見られなかったものです」
四周を海に囲まれた厳しい環境でも新しい種が芽吹き、根を張ること
があります。継続的に自然観察することでこうして新しい種を発見する
ことができます。
いかり瀬の北側では丈の高い外来植物に覆われそうになっていたコウ
ボウムギが南側では日射しを浴びて育っています。
より風が強く、こうした本来のより強い海浜植物が育つ環境なのかもし
れません。
この季節に花をつけるハマヒルガオとハマエンドウが花盛りとなってい
ます。
弁天島から臨む緑萌える瀬にはこうした花が咲いているのです。
船でなければ渡れないこの環境が海浜植物を保護しているのです。
いかり瀬から北を見れば赤鳥居越しに渡ってきた弁天島海浜公園がこう
見えています。
広いひろい自然の海流が生んだいかり瀬には意外なほど植物が育って
います。
いかり瀬の自然観察会はこの後、最も繁栄するある植物を観察に向かい
ます。
※
舞阪の自然を守る会いかり瀬自然観察会
※取材協力:舞阪の自然を守る会
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