舞阪港 獰猛な牙 ハモ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年04月13日 07:05



南浜名湖は海の産地、その一年を見れば遠州灘を泳ぐ魚がわか
ります。舞阪港に揚った遠州灘の獰猛魚「ハモ」の牙です。
まるでワニのようにズラリと牙のような歯が並んでいます。

ハモは貪食の魚、獲られたハモは胃の中にさまざまな小魚が入
っているといいます。



活魚であがったハモは要注意な魚、この牙で噛みつかれ、まるで
ワニのように体をくねらせて噛み切ろうとします。
不注意にハモを扱うと大けがをすることがあるそうです。
ハモはボウラ(水揚げに使う青い籠)に入れられた後、もう一重の
ボウラで伏せられて水揚げされます。



怪我を防ぐため、漁師さんはハモバサミという長いハサミでハモの
首をはさんで水揚げします。
首を持っても体をくねらせるハモの獰猛さは早くも舞阪港の初夏を
感じさせるのです。

※取材協力:浜名漁協 

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