舞阪港 日高丸の活マダイ 

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年03月10日 14:15



遠州灘に網を曳く舞阪港の鯛網漁(たいあみりょう)船が海の春を
活きのまま水揚げしています。

鯛網漁は3月21日からいよいよ今期の漁期を迎える舞阪のしらす
漁で活躍するシロコ船(しらす漁船の一部)がしらす漁と同じように
二艘で網を曳き、主に鯛を獲っています。

日高丸」のカンコウです。

遠州灘を泳ぐ鯛は船首デッキにあるカンコウと呼ばれる生簀の海
に移されて舞阪港に到着します。そして競り後も活き鯛として大切
に出荷されてゆくのです。



小さなカンコウの海に入れた大ダモが春の遠州灘のマダイをすくい
あげます。
目の上に青いシャドウを、体に青い星を光らせて春の赤が飛沫を
あげています。
舞阪の自慢の活きマダイを見ることができるのです。



重いタモは遠州灘の幸の重さ、底からヘイケカニ(舞阪市場名=タ
カアシガニ)が顔を出します。

遠州灘の棚の向こうにある深みから揚がる春の幸たちを日高丸ら
鯛網漁船が舞阪に本格な春を運んでいます。

※取材協力:浜名漁協 日高丸

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