平たい魚の代表といえばヒラメとカレイ、同じように葉っぱのように
平らな魚ですが、ヒラメとカレイを見分けるには、その向きを見るこ
とからはじまります。
ヒラメは腹を下にして左向き、これが特徴です(カレイにも左向きの
ものがあります)。
もうひとつの特徴はヒラメのほうが口が大きいこと、その口にはズ
ラリと並んだ歯があります。カレイは右向きの上、これほど大きな
口ではありません。
ヒラメの口がこれほどに大きいのは、エサを獲るため、砂底の海に
棲むヒラメはじっとエサを待っていますが、いざ目の前にエサがく
れば機敏に動いてエサをひと呑みしてしまうといいます。
そのために大きな口をしているのです。
遠州灘で浜名湖で獲れるヒラメを寒中では専門に獲る漁がありま
せんから釣りで楽しまれています。
美しい遠州灘の夜明け、この海に立ってルアーで釣るヒラメ釣り
のみなさんが舞阪サーフの大ヒラメをあげています。
岸に近いサーフで釣り人と共に朝を迎えたヒラメたち、獰猛でひと
口でエサに飛びつく修正を利用して釣りが楽しまれているのです。
※サーフ写真:
船上カメラマンさん