南浜名湖の冬 限定数の浜名湖牡蠣を楽しむ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2013年01月28日 11:15



今日は風が強い日、遠州灘の波の影響を受けない浜名湖も、風
が海面を押して風波が立っています。

遠州灘へのトラフグ漁、底曳き漁には出られませんが、強い風の
中でも旬や盛りを迎えた浜名湖牡蠣、浜名湖海苔漁の船が行き来
しています。寒い風の中も盛りの需要を支える働き者の漁師さんの
勇姿
を見ることができます。

浜名湖牡蠣は、舞阪でも八軒となった牡蠣漁師さんが支える漁、
栄養豊かな南浜名湖の牡蠣棚で夏まで育てられた稚牡蠣を、秋
から冬にかけて川の栄養を含む奥浜名湖の牡蠣棚に移動し育てる
浜名湖牡蠣は成長が早く一年三ヶ月で出荷となるのです。



浜名湖牡蠣の魅力は手剥きであること、毎朝夜明け前に奥浜名湖
の牡蠣棚に向かう漁師さんは、早朝八時頃に舞阪に水揚げに戻り
ます。そこから手剥きがはじまります。

毎日水揚げする量は手剥きできる限度の量、盛りを迎えた需要に
応えようと剥いたものから配達がはじまります。
その日の分が舞阪周辺の料理屋さん、販売店に運ばれていきま
すから、朝獲り朝剥きの浜名湖牡蠣が売られ、使われているのです。



浜名湖牡蠣は生食ではありません。
朝獲り手剥きの牡蠣の新鮮さは抜群でも、小規模の手剥き場には
全国の大量産地のような生食の決まりである消毒処理施設を持ち
ませんから、加熱加工となっています。

焼いたり、鍋にしたり、話題となった天ぷらでいただいたり、定番の
フライにしたりしてこの大きくぷっくりとした限定牡蠣を楽しんでいる
のです。

盛りを迎えた浜名湖牡蠣漁師さんは、強風でも休まず今日の限定
数の牡蠣を水揚げしています。
そして今日の需要のために自慢の浜名湖牡蠣を出荷しているのです。

毎日限定数量浜名湖牡蠣をお楽しみください。

※取材:カネ幸堀内商店

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